• フィードバック
  • 成功事例
  • マーケット情報
  • キャリア・アドバイス
  • 法律事務所 – チームで移籍

    弁護士は保守的という印象が強いですが、時に大胆に動くこともあります。あるプラクティス・チームが共通の知人を介して当社に紹介されました。諸事情によりチームで新天地へ移籍したいと希望されていました。
    初回のミーティングではあらゆる外資、日系法律事務所の状況を話し合い、どの法律事務所から優先してアプローチするかを決めました。6つの事務所にコンタクトを取り、そのうち5事務所が興味があると返答しました。当該チームのパートナーは全ての事務所とコンフィデンシャル・ベースで会い、カルチャーマッチや自分たちの顧客のニーズにも最適だと思われた2つの事務所を優先することに決めました。事務所もチームもお互いが冷やかしでない事が分かると、一気に物事が進みはじめました。両事務所とも優秀な人材をチームごと得る千載一遇のチャンスと見たのです。

    距離を近く保って 

    パートナーステータス(エクイティかノン・エクイティなのか)、アソシエートの今後の昇進ペースや毎年の給与設定などの細かな条件面を話し合うディスカッションがスタートしました。最終的に当該チームが入所した事務所は、このディスカッションの時から自分たちの「本気度」を丁寧なヒヤリングという態度で示してきました。私たちは各メンバーのニーズの微妙なニュアンスを明確にするために対話を重ね、事務所は理解を示し、また多くの情報を交換しました。最終的な移籍の判断はあくまでビジネス判断でしたが、チームはこの事務所の丁寧な対応に安心感を覚えたのも事実でした。

    Lesson:

    もう一つの事務所も興味レベルでは同じかそれ以上のものを持っていましたが、残念ながら採用における条件交渉の権限が日本国内には殆どありませんでした。これが理由で迅速な対応が取れず、彼らの「本気度」の伝わり方に大きな影響を与えたのだと思われます。この事務所が何か間違ったことをしたわけではありません。ただ、もう1件の事務所が、この採用に関しては競争優位性があったのです。
     
    このチームは今でも同じ事務所に所属し、ビジネスは順調に拡大しています。またシニア・アソシエイトの一人は最近パートナーとなりました。