ジャスティさん

現在３年目の弁護士です。再来年にはLLMに行くことが出来るのですが、LLMやNY州の弁護士資格は転職の際に有利になるのでしょうか。教えて下さい。

留学しようかしまいか悩む弁護士

 留学しようかしまいか悩む弁護士さん

 ご質問ありがとうございます。

LLMを修了していることは最低限の英語力があることを証明するだけで、LLMやNY州資格そのものが転職の際に必須条件となるもしくは評価の対象になることはありません。

あくまで転職・移籍の観点からの見解ですが、LLMや海外研修の価値・評価は、「どれだけ仕事で使える英語を習得してきたのか」という点にあると思います。多くの事務所・会社が外国人と英語で円滑かつ自信を持ってコミュニケーションを取れる弁護士を求めております。高い英語力と優れた国際感覚は競争優位であり、LLMや海外研修の価値は、高い英語力や国際性を（人によっては事務所経費で！）身につけたとアピールできるかで変わってきます。

せっかく日本を離れ１２～２４ヶ月間外国で過ごすなら、帰国後職場で使える英語を習得できるよう動いてみてはいかがでしょうか。ビジネスコースのクラスを取ったり外国人の友人を積極的に作ったりとLLMの授業以外でも日常的に英語にどっぷり浸かれる機会を増やしてみて下さい。転職しなかったとしても、きっと帰国後の業務に役に立つと思います。

繰り返しになりますが、上記はあくまでも転職・移籍を念頭においた場合です。もし純粋に勉強することに興味があるのであれば、LLM修了に労力を集中するべきです。

ジャスティ